釣りは、子どもの本能を呼び覚ます
子どもができてから、お出かけが増えました。
近所にぶらぶら散歩や、公園遊び。
川や湖や海に行けば「なんちゃって釣り」。
これが釣りのスタート。
同じ頃、友達に誘われキャンプをスタート。
子どもたちはテント張り、火起こし、包丁を使って料理の仕込みと、慣れない仕事のお手伝い。
非日常を楽しむようになりました。
こうして私たち家族は、アウトドアにハマっていきました。
真夏の祭典、サバイバルキャンプ
毎年お盆休みは、兵庫県の北部にあるとあるキャンプ場で過ごすのが我が家のルール。
通称サバイバルキャンプ。
キャンプ場とは名ばかりで、ほとんど設備はありません。。。
あるのは海と山と空だけ。
朝起きたら、テントの目の前に迫る海水で顔を洗い、一日がスタート。
浜辺にテントを張っているので、海とテントの距離、約2メートル。
満潮時にテントが海水に浸るアクシデントも、今や、いい思い出。
サバイバルキャンプのルールはシンプル。
『釣った魚を食べる』こと。
魅惑の高級魚、アコウとの出会い
そんなキャンプのある日、岩場からサビキ釣りをしていると、今まで経験したことがない、猛烈なヒキ。
グイグイ海に引込まれる、その力強さ。
必死でリールを回して、ようやく釣れた魚。それが・・・
アコウ。
↓ 当時の写真
見たこともないし、赤いし、斑点が怪しいし、毒魚が釣れたと大騒ぎ。
それなのに…怖いもの見たさで、BBQで焼いて食べると
フッワフワの身…。
なんじゃこりゃ…。
めっちゃうまいやん!!!
この日、この時、このアコウと出会ったこと。
これが全ての始まりでした。
我が家に釣りスイッチが押された瞬間です。
この日から、私たち家族がアコウを追いかける日が始まりました。
あ…。
まぁその・・・一応、お伝えしておくと、写真を見ての通りですが、その大きなアコウを釣ったのは、当時、幼稚園だった三男坊です。。。
私ではありません…(涙)
釣りと、キャンプと、子どもの成長
キャンプでの子どもたちはというと…
朝早くからムクっと起き
釣りの仕掛けを自分で用意し
海に投げてはキスを釣り
包丁片手にうろこをとって
魚をひらいて下処理し
兄弟でコンロの炭に火をおこし
みんなで焼いて食べる。
エサがなくなれば岩場の貝をもぎ取り、石で割り、身を取り出しエサにして釣る。
昼間になると、モリを片手に海に潜り、砂浜のキスやコチを突いて持ち帰る。
それはもう無人島生活の濱口のような生活。
毎年、こんな姿が繰り広げられ、すくすく、たくましく成長していきました。
子どもたちは釣りや魚に興味を持ち、自分で調べ、仕掛けを作り、釣れた魚を捌き、料理する。
頭で学ぶだけでなく、カラダを使って実践し、経験値をあげていきました。
私たち家族は、キャンプでの海釣りを通じて、きっと子どもたちみんながもっている
・新しいことに挑戦するチカラ
・協力してやり遂げるチカラ
・興味があることにのめりこむチカラ
を引き出せた気がしました。
そして何より、たくましく「生きる」すべを学んだ気がします。
学校では教えてくれない、このアクティブな経験を共有しながら、親子のコミュニケーションも増え、親も子も成長させてくれました。
家族の絆を深める。
釣りにはそんな魅力を秘めていると思います。
テレビゲームにはない、釣りの魅力
スマホに向かってパズドラ、TVに向かってフォートナイト。
確かにおもしろいようですね。
一方、釣りは、リセットの効かない自然が相手。
思い通りにいかなし、うまくいくとも限らない。
正解もなければ、ゴールありません。
戦略を練る、という点はスマホやTVゲームと、共通しています。
でも違うのは、
自分のカラダ全身を使うことでしょうか。
場所を探すのに足で稼ぎ、チカラの限り竿を投げ続け、めいいっぱい魚と格闘する。
釣った魚も自分で調理し、美味しくいただく。
少し大げさですが
「生きている」ことを本能的に感じられところ。
これこそが、子どもたちを惹きつけてやまない、釣りの魅力ではないでしょうか。
こうして、私たち家族は釣りを楽しむことで、親子ともに成長させていただきました。
そんな釣りの魅力を、たくさんの家族に伝えたくて、そして、一人でも多くの方に、釣りを楽しんでほしくて『釣りファミ』を立ち上げました。
釣りを始めようとする方はきっと、何からはじめてよいやら、どこに行ったらいやら、と迷いますよね。
小さな子どもをもつご家族の方は、安全面や環境面で心配が尽きませんよね。
釣りファミではそんな、釣り好きになる入口に立っている方や、釣りを楽しみたいご家族の背中をそっと押してあげるような、そんなサイトを目指して、子どもと一緒に家族で楽しむ釣り情報を発信してきます。
少し長くなりました。
今日はここまで。